2つの方針 外なるブレイク vs 内なるブレイク

前です。
見学に参加した人たちはお疲れ様でした。

今回のテーマは、環境建築の脱構築ということもあり、
既存の環境建築のウソを見抜く、脱構築(ブレイク)するということを強調してきました。

ただ、講師の羽鳥様のお話もあり、TAと少し考えました。
その際、学生の皆さんでも、環境建築に対する考え方に違いがあるのであれば、
それを別の方針としてよいのではということになりました。

自分たちは環境が専門なので、環境建築はある程度見てきているので、
「これでいいのか」というフラストレーションが貯まっているわけです。
一方で、学生の皆さんは環境建築そのものに興味があり、
勉強してみたいという人も多いと思います。


そのため、2つのブレイクを提案したいと思います。

<外なるブレイク>
既存の環境建築のウソを暴き破壊した上で、
環境を徹底的に突き詰めた設計を行う。


<内なるブレイク>
環境建築の基礎を勉強し、希望する空間・建物を設定して改善を行う。
CFD等でスタディする中で、自分の中で再構築をする。


なにやら、外部からの物理的破壊を優先する「南斗聖拳」と
内部からの破壊を行う「北斗神拳」のようですが(皆さんの年齢では分からないか。。)

ともあれ、各自の興味と印象から、自分に向いた道を考えてもらえればと思います。
要は楽しく、面白くやることです。


常に疑問をもってみるとよいでしょう。
深沢環境共生のドア周りに注目した人はいますか?


ドアの左右に、ガラスのルーバーみたいなものがありますが、
これは夏に通風がとれるようなっているものです。
プライバシーを守りつつ風を取り入れられるのでよいということになっていますが。。。

これは気密性が非常に低いので、冬場には隙間風・・・。