フーディーニでいいたかったこと

前です。

先にフーディーニの話をしましたが、
言いたかったことがいくつかあったので、一応整理しておきます。
(当日の参加者が少なめだったので、わからない人もいるかと思いますが。)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8B


<一番うたがっている人は一番本物を欲している(これがメインストーリー)>
フーディーニはインチキ心霊術をあばくことに非常に熱心でした。
しかし、それは、本当は本物の心霊術に出会って死んだ母親に会いたかったという動機がありました。
かなりありがちではありますが、本物がほしいと強く思うほど、
ほとんどの場合裏切られるような気がします。


これから建築にかかわっていく人は、好むと好まざるとにかかわらず、
環境の問題に何らかのかかわりをもたざるをえないと思います。
というより、これからは、どの分野であっても全く無関係に生きていくことは
難しいのではないでしょうか。
であれば、この問題にどのように接していくべきか、考えてもらう機会にしてもらえればと思います。


<自分の得意技をもっとも目立たせる方法を考える>
彼は、手錠抜けがうまかったわけですが、手品小屋で手錠抜けをやっていても
単なる手品と思われて誰も関心してくれませんでした。
刑務所や屋外で、警察官に手錠をかけさせるなど、聴衆に手錠を本物だと思わせる
演出を行ったことで、同じ手品でも全く違う反応を得ることができました。
勝ちたければ、自分の武器を最大限活かす方法を真剣に考えるべきです。


<時流を読む>
フーディーニの登場したころは、マスメディアが普及しはじめることでした。
彼は、この新しいメディアを利用し、自分の屋外ショー等を広く周知することで
多くの観客をつかむことに成功しました。

悪い例ですが、かのヒトラーは、マスメディアの重要性を非常に理解し、
安価なラジオを作らせて広く普及させる、ポスターを大量に印刷して掲示するなどしていました。


過去の成功体験は、すでにそれで成功してしまった人が増えた時点で、
陳腐化して効力を失ってしまいます。
安藤忠雄が成功した体験を今一度繰り返してみても、彼のようにはたぶんなれないということです


時代の流れを読み、ニーズを汲み取って、新しい技術の流れにのるということは、
成功するためには不可欠です。
成功したければ、成功する方法を自分で考えなければならないと思います。